ビタミンB6
ビタミンB6はたくさんあるビタミンの中でも最も筋たんぱく質合成に効果的であると言われており、主にたんぱく質の代謝をサポートしています。
アミノ酸の代謝には酵素が必要ですが、その酵素の働きを助ける補酵素として働き、たんぱく質の利用効率を高めています。
さらに、アミノ酸が体内で別のアミノ酸を生成する際にも補酵素として働くことで、筋たんぱく質合成にも役立っているのです。
タンパク質を摂取する量に比例して、必要なビタミンB6の量も増加します。
ビタミンB6が欠乏してしまうと、いくらたんぱく質を摂取しても効率が悪くなってしまうのです。
ビタミンB6は体内でも合成が行われているので、普段の生活で欠乏することはあまりありませんが、たんぱく質を多く摂取すればするほど、体内での生成量だけでは間に合わないようになってきます。
ですので、食事からしっかりと摂取することが重要です。
この時に気を付けたいのがビタミンB2も一緒に摂取するということです。これにより体内での働きがより活性化されると言われています。
<ビタミンB6を多く含む食材>
にんにく・マグロ・カツオ・レバーなど
<ビタミンB2を多く含む食材>
レバー・うなぎ・卵など

ビタミンC
ビタミンCは血中に存在し、全身をめぐっています。
ビタミンCには強い抗酸化作用があり、老化防止やガン防止でも有名です。
老化やガンは「活性酸素」の働きが原因だと言われており、ビタミンCはこれらを除去してくれる働きを持っています。
また、ビタミンCはたんぱく質の一種であるコラーゲン繊維の合成に必須の物質でもあります。
コラーゲン繊維は、腱や筋膜を作る組織で、丈夫な筋肉を作るために必要不可欠なものです。
体内ではビタミンEと補完関係にあるため、摂取する際には一緒に摂るように心がけましょう。
こうすることでさらに抗酸化作用が強まり、ビタミンCとEは相互に活性化することで相乗効果を発揮してくれます。
<ビタミンCを多く含む食材>
アセロラ・ピーマン・ブロッコリーなど

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<ビタミンEを多く含む食材>
煎茶・アーモンド・油類など

ビタミンD
ビタミンDは体内でカルシウム・リンの吸収を高めます。
カルシウムは筋肉の収縮に関与しており、トレーニング時には消費されてしまうため、日ごろから摂取を心がけないといけない物質です。
また、男性ホルモンの分泌も促進するため、間接的に筋肥大に貢献しているといえます。
ビタミンDは日光に当たるだけでも体内で合成されますので、サプリメントでの摂りすぎは注意しましょう。
<ビタミンDを多く含む食材>
いくら・鮭など

以上で栄養学に関する解説は終了となります。
筋肥大には、トレーニングだけではなく、食事も大切だということが分かっていただけたでしょうか?
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