効果の出やすい筋肉
筋トレを日課として続けていても、なかなか目に見える結果は得にくいものです。
結果が見えるとやる気にもつながりますよね。
では、どの部位の筋肉をトレーニングすれば、結果を早く感じられるのでしょうか。
本章でも解説しましたが、筋肉には「速筋線維」と「遅筋線維」が存在します。
速筋線維は収縮の速度が速く、遅筋線維は持久力が高いという性質を持っています。
各部位の筋肉はこれら速筋線維と遅筋線維の割合が異なり、それによって特性が変わります。
筋トレを行うことで、主に太くなっていくのは速筋線維です。
これは、実際に筋トレ前後で筋肉肥大の大きさを計測した研究でも実証されています。
このように考えると、速筋線維を多く含む部位の筋肉がトレーニング効果の出やすい部位であるといえます。
しかし、人の身体の筋肉のほとんどの構成が、速筋線維・遅筋線維およそ半分ずつとなっているので、極端に効果の出やすい筋肉というのは残念ながら存在しません。
筋肉全体の大きさが大きい大胸筋や上腕二頭筋などは、その分筋肥大も大きいので目で確認しやすく、比較的効果が見えやすい部位ではあります。
反対に遅筋線維の割合が多い筋肉は存在し、腹筋やヒラメ筋がそれにあたります。
これらの筋肉は筋トレをしてもなかなか効果が表れにくい場所ですので、焦らず時間をかけて鍛えるようにしましょう。
ホルモンの影響で筋肥大しやすい筋肉があります。
男性に関して言えることですが、僧帽筋や肩・上腕にかけての筋肉は成長期にホルモンの影響を受けて筋線維が太くなりやすい傾向にあります。
これらの筋肉は男性らしい身体をつくっている部位でもあります。
筋トレの効果が出やすい年齢
おじいちゃんやおばあちゃん・子供たちが筋トレをしている姿はジムなどでもあまり見かけません。
筋トレをするには、やはり20、30代が一番効果的なのでしょうか。
実際には、筋トレはどの年齢で行っても筋肥大に効果的だという研究結果が出ています。
そのためには年齢に応じた適切なトレーニングをすることが重要です。
ただし、「生涯において一番筋肉をつけたい」と考える場合には適切なピークがあり、それは25~30歳前後と言われています。
筋肉が必要とされる運動競技で世界記録を目指す場合などは、この年齢に照準を当てて身体づくりを行うと、自己最高の筋力を発揮できる可能性が広がります。
外見的に理想の身体づくりを行う場合にも1番効果が出やすいのはやはり25~35歳です。
しかし、こちらはピークの時期がこの年齢というだけで、その他の年齢でも結果を出すことは十分可能です。
むしろ、長年筋トレを続けていくとトレーニング効率が上がっていき、年齢が高くても効率よく筋肥大を目指せるという事例もあります。

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筋トレに手遅れはありません。
どの年齢においても身体に合った適切なトレーニングで筋肉を強くすることは可能ですので、年齢を言い訳にせずトレーニングを日常に取り入れるようにしましょう。